ニュージーランドでは中学をIntermediate(インターミディエイト)といい、11歳 – 13歳(Year 7, 8)の子が通っています。今回、オークランド郊外にある公立中学校を訪問してきました。ここは生徒数が約1,000人と、とても大きい中学校で、そのうち留学生は30人ほどです。
まずは、留学生の担当のシャロンさんにお話をうかがいました。
「大きい規模の学校のメリットは、たくさんの生徒がいるから気の合う友だちがたくさんできることです。そして、いろいろなクラスや活動が行われているので、必ず生徒が興味のあることを見つけられますし、得意なことを見つけるチャンスも多くあります。授業の後に更に学びたいことがあれば、ランチタイムや放課後に続けて学習をしています」
とおっしゃっていました。生徒が興味があることをとことん伸ばしてあげられる環境になっているようです。
それでは、実際の授業はどんな様子なのでしょうか。
このクラスでは自分のチームのバッヂをデザインし、3Dプリンターを使って作成していました。
こちらができたバッヂです。男の子が自慢げに見せてくれました。
このクラスでは、リップクリームやジンジャーエール(ginger beerと言います)を手作りしていました。学校で栽培したレモンなどを使っているとのことです。
作ったジンジャーエールは熟成を待たなくてはなりません。「早く飲みたい!」と生徒たち。
これは、好きな布を使って、ビーズワックスを塗って固めて作った入れ物。サランラップやプラスチック容器を減らすために作りました。この容器にナッツなどのスナックや小物類を入れるそうです。
音楽のクラスでは、ギターやキーボード、ドラムいろいろな楽器を学ぶことができます。
料理のクラスでは、マカロニグラタンを作っていました。ここでも学校で採れた野菜を使っていました。短時間で簡単に健康的で美味しいものが作れることを学ぶそうです。
「美味しい~。これはワインに合うわね」と生徒が気取って言うと、「お母さんの真似して言っているんでしょ」と先生。
これは自分でプログラミングをして車を走らせる授業。ロボット制御プログラミングが好きな生徒は自分でどんどん勉強していって、先生の知識を超えている子もいるそうです。プログラミング好きな子たちが昼休みなどに熱心にクラブ活動も行っているとのことでした。
ニュージーランドでは広々としたオープンスペースでの授業が積極的に行われています。
売店では、暖かい食事も用意されています。
ガーデニングのスペースでは、ガーデニング好きな生徒たちが植物栽培に携わっています。
この中学校では、留学生のためのESOLクラス(英語を母国語としない生徒のための英語の授業)がとても充実していて、週2回、放課後に補習のクラスもあります。そのうち一回はネイティブの生徒たちがクラスに入って協力をしてくれるそうです。
それに留学生担当のシャロンさんが、快適な留学生活と良い学習ができるよう見守ってくれていて、いろいろと相談にのってくれるので安心ですね。
たくさんの選択肢から自分の興味のあることや将来の夢を見つけられる学習環境、それに先生方がクラス時間以外でもとても協力的で、指導熱心に感じました。
(ほうかごEnglish留学デスク みゆき)
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