ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

保護者への授業内容の紹介は、子供から!(NZの小学校)

子どもが通うニュージーランドの小学校では、年2回、2月に新学期が始まってすぐとターム3(第三学期)に保護者との懇談があります。
先日、ターム3の懇談があったので行ってきました。

新学期はじめの懇談では、先生からクラスでの様子や今年一年間で学ぶこと、目標を聞きましたが、ターム3の懇談は全く違っています。
子どもが通う小学校ではこの懇談をLearning Conversationと呼んでいるですが、普段クラスで学んでいることやしていることを生徒自身が親御さんに示してシェアするというものです。
受身ではなく、自分が学んでいることをきちんと理解していなければできないことだと思います。
ニュージーランドでは、こうやって小さいうちから自立することを促す場面をよく見ます。

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こちらが親御さんとシェアをすることのチェックリストです。

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こちらは親御さんが生徒にする質問のリストです。こういうことを聞かれると、子どもも意識的に授業を受けるようになるのかもしれませんね。

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まずは、Writingを見せてくれました。
ノートのページに印がついていて、親御さんに示すところを先生と下準備をしていたようです。
単語のスペルが違うことは全く気にしないんです。小さい子どもは単語の音を聞いたまま書くのが普通で、先生はその間違いを直しません。
それよりも、文章を書くことを楽しむことが重要だと考えられています。それに、文章の始めは大文字で、それ以外は小文字、単語と単語の間はフィンガースペースを空ける、文章の最後にピリオドとつける、といった書くときのルールを大切にしているようです。
はじめは、子どもの書く単語がスペルミスだらけで、「大丈夫かな・・」と思ったんですが、先生はそれが普通なのよ、と言っていました。実際、学年が上がると自然と正しい単語が書けるようになっています。

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次はReading。
ニュージーランドの小学校はタブレットなどのデバイスを積極的にクラスでの学習に使用しています。
リーディングの練習もインターネットを使っていました。

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足し算、引き算は、答えを反射的に言えるようになるのが目標です。
買い物に行ったときに、「It’s $5, how much it will be if we buy two?」など、いつでも算数のお勉強はできるのよ、と先生はおっしゃっていました。

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こちらは2つ飛ばしの数字の数え方です。小さい子どもが楽しんで数字を覚えられるようになっています。

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Reading Activityは、auやirといった二文字や三文字を発音してみて、その発音が含まれている単語を言う、というボードゲームを使っていました。

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こちらはmaths activityのプリントです。男の子が塀の向こうから覗いていたり、猫を描きましょうという問題があったり、算数の勉強でも小さい子どもを楽しませる工夫が感じられます。

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今年1年のWritingの学習目標です。
I can use capital letters to begin sentences.(文の最初には大文字が使えます)
とか、
I can use my knowledge of spelling rules when I spell unknown words.(知らない単語を書くときに、スペリングの法則の知識を使えます)
といったものが並んでいます。できるようになったことは、先生がハイライトを入れています。

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最後に保護者がコメントを書きます。

ニュージーランドの小学校には、日本の学校のように教科書がありません。
ですので、このような学びのシェアをすることで、クラスで行われていることやこれから学ぶことを知ることができます。
今回のLearning Conversationに行ってみるまでは、子どもがちゃんと授業内容を説明できるのかなと思っていたのですが、ちゃんと説明してくれました。自分が学んでいることをちゃんと理解しているのだということが分かって嬉しかったです。

(ほうかごEnglish留学デスク みゆき)
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Posted on: August 16th, 2017 by Yuko Okumura コメントはありません

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