ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

はじめての通知表をもらってきました

ニュージーランドの小学校は4学期制なのですが、先週で2学期が終わりました。ちょうど一年の半分ということで、mid year reportという通知表をもらってきました。子供がはじめてもらってくる通知表って、なんだかわくわくどきどきしますね。

緊張しながら封筒を開けてみると、出てきた通知表はこんな感じでした。校長先生と担任の先生のサインがしてあるのが、なんだかちゃんと見てもらえているようで嬉しいです。科目はReading、Writing、Mathsの3つだけで、各教科ごとにOf Concern、On track to meet standard、Already meeting standardの三段階で評価されます。Of Concernな科目がなくてほっとしました。また各教科ごとにEffort(努力)の欄があり、Of Concern、Needs More、Satisfactory、Very Good、Out Standingの5段階評価になっています。

3つの教科にはそれぞれ先生からのコメントがついています。例えば、Readingでは、「知らない単語が出てきたときは、最初の文字を見て自分の知っている単語に置き換えていますが、意味を考えて読み返すことが必要です」といったことが書かれていました。たしかにそうで、「stairs」(階段)を「step」と読んだりしていて、あれ、と注意をうながすと、フォニックスのルールと組み合わせて、自分で読みなおしたりしています。(「わからない」という単語もたまにでてきますが、まだそう難しくないレベルなのであまりありません。)Readingは宿題が毎日でて、学校では、先生が一対一で音読を確認していくので、目が行き届いているなと日々かんじるところです。また、先生より家庭でできることとして保護者へのアドバイスも書かれています。ユウの算数のところには「2、5、10の倍数をいえるように練習しましょう」なんて書いてあって、一年生から掛け算をやるんだとちょっと意外でした。それに、「一緒に買い物に行って値段を見てみましょう」なんてアドバイスも。算数を日常生活と結びつけるのが大切、ということでしょうか。

学力に関しては、各学年ごとに教育省が定めた国共通の基準があります。でもYear4以上は各学年の終わりに達するべき基準となっているのですが、Year1から3の生徒に関しては、学年の終わりではなく入学してから1年後、2年後、3年後それぞれに達するべき基準となっています。日本の感覚だと入学してから一年後って、一年生が終わる時期と同じじゃないのと思ってしまいますが、以前のブログにも書いたようにニュージーランドでは子供によって入学する時期が違います。5歳の誕生日を迎えた翌日から6歳になるまでに入学すればいいので、みんなばらばらと小学生になっていく感じです。なので学力の基準も、低学年に関しては入学したときから1年後、2年後、3年後となっているようです。

この通知表をもらった二日後には保護者と先生の面談がありました。保護者たちは事前にネットで時間を予約します。面談時間は10分。はじめての面談なので何を言われるかとちょっとどきどきしながら行ったのですが、ユウは問題なく授業についていけていますよと言われてほっとしました。去年の二月にニュージーランドに来たときには、英語といえば数字で1から10を言えるだけ。そんなほぼ英語ゼロの状態だったのですが、小学一年生だったので周りのネイティブの子達もライティングやリーディング、それに算数に関しては初歩から始めていたため、ユウもなんとかついていけているんだと思います。Year1ではフォニックスも授業でやってくれたのも、リーディング力をつけるのにかなり役立ったんじゃないでしょうか。通常の授業のほかに、ESOLという英語を母語としない生徒用の授業も受けられているのも、英語環境に慣れることができた一つの要因だと思います。

でもそれより何より、仲のいいお友達がクラスにたくさんできて学校に行くのが毎日楽しいというのが親としても嬉しいです。先生も経験豊な方に担当していただけて、楽しく学べる環境に恵まれているのが本当にありがたいと思います。
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Posted on: July 7th, 2012 by Yuko Okumura

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