ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

Year1でならうかけ算と分数

 

 

ユウが学校でやってきた算数のプリントを見せてくれました。え、これってかけ算?日本ではたしかかけ算は二年生から習うんじゃなかったかな、と驚いたのですが、今は2のかけ算を勉強しているようです。プリントを見てみると、「9羽の雌鳥が二個ずつ卵を産みました。卵は全部でいくつでしょう」といった簡単な文章問題もやっています。

 

そういえば、毎日学校に持っていく連絡ノートに、算数の内容についても書かれていました。おうちでも親子一緒に算数の勉強をしてください、ということで、いま子供が習っている内容が貼られます。multiplication(かけ算)といった算数で使われる単語も親は覚えておかないといけないわけですね。「2×4=8」といった簡単な式も英語で言えないといけません。親にとっても勉強になります。

 

これが、連絡ノートに貼られていたものです。子供の進度に応じてステージ分けがされており、いまユウはStage4を勉強しています。その中に、「100までの2、5、10の倍数を、少ないほうから、また大きいほうからも言えるようにしましょう」というのがあります。また、「10の倍数の中に、いくつの10があるか言いましょう」というのもあって、例えば60だったら10が6つある、といった感じです。一気に九九を習うのではなく、少しずつかけ算を勉強していくようになっていますね。また、「10までの数の中で2倍の数」というのもStage3からやっているので、簡単なかけ算は早いうちから教えるようになっています。

それに、1/2や1/4といった簡単な分数は、Stage3から習い始めます。分数というと日本では3年生から習いますが、英語だとhalf、quarterという単語は日常的に使いますから、1/2と1/4はYear1から教えるのかもしれませんね。

 

でも早い段階で簡単なかけ算や分数を習う一方で、同じStage4で「10までのたし算」をやっていて、日本の進度とはだいぶ違うと感じます。

ちなみに、他にStage4で学ぶ内容としては

・100までの数字が分かる

・どの数字からでも、100まで数えられる

・100までのどの数字からでも、大きい数字から小さい数字の方向に数えられる

・100までのどの数字でも、その前と後の数字が言える

・100までのいくつかの数字を小さい順に並べられる

・足して20になる数

・10台のたしざん

・20までの数で、2倍にしたり半分にしたりできる(例: 3+3, 6-3, 6の1/2)

・1/2, 1/4, 1/3, 1/5, 1/10が読める

算数のStageについてですが、ユウの学校では、入学から1年後に達しているべきレベルはStage2か3とされています。Stage0から始まるので、一年目は3ステージもしくは4ステージをクリアするわけです。ステージ分けが細かいのは1年目だけで、学年が上がるにつれて緩やかになっていき、例えば5年生と6年生では達しているべきステージは同じになっています。内容が高度になるにつれて生徒一人ひとりの理解度に合わせて時間をかけて学べばいい、と言うことなのかもしれませんね。

生徒一人ひとりの理解度に合わせて学習するということは、Year1の授業からも感じられます。20人いるユウのクラスでは、算数の時間は5~8人ほどのグループ3つに分かれてそれぞれ別のことをします。全員いっせいにずっと同じことを学ぶのではなく、個々の生徒の理解度に合わせて学習していけるのはありがたいと思います。

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Posted on: July 27th, 2012 by Yuko Okumura

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