旅行や留学中にはなかなか行く機会のない場所の一つ、それは墓地。こちらではCemetaryや Grave Yardと呼ばれます
家族のお墓へお墓参りに行ってきましたので、墓地の様子をご紹介しましょう!
墓地があるのはオークランドから北へ40分ほどの小さな村、Puhoiという場所にあります。
このPuhoi、1860年代に現在のチェコ周辺から移住してきたボヘミアンの開拓地として始まりました。現在も古い建物の立ち並ぶ、趣のある村です。ちなみにこの日はとても暖かな小春日和。村にあるこの小さな図書館の脇には桜が満開でした!
表側からはこちら。とてもかわいい図書館なんです!
この図書館や、教会、歴史あるパブなどのある場所を通り越し、更に自然たっぷりの道を車で5分ほど行くと、そこに墓地があります。
緑に囲まれた、気持ちの良いところなんです。
それぞれの墓石(Head Stone)も、周りの装飾も人それぞれで、お花が咲き誇るところもあれば、かわいい陶器の置物などで飾り付けられたものも。見ているだけで、故人への愛情が伝わってきます。また墓石に書かれたメッセージも、名前だけでなく、「●●は△△に愛された妻であり、□□の大切な母でした」など、見ていると胸が詰まってしまいます。
さて、歴史あるPuhoiの墓地です。もちろん墓地も長い歴史があり、墓地の北側には古い墓石が多くみられます。墓石に掘られたファミリーネームは、開拓時代からPuhoiに住んでいる由緒ある家系のものが多く、その名前は今でもしっかりと受け継がれています。子供たちの通った小学校でも、この由緒ある名前を継ぐ子供たちが多く通っていました!
写真には収めませんでしたが、ある墓石の前で簡易椅子に座り、ラジオを聞きながら日向ぼっこをしているお爺さんの姿がありました。きっと天気の良い日曜に、亡くなった愛するどなたかと時間を過ごしたかったのですね。墓地と言うとなんだか怖いイメージがありますが、この墓地はとても気持ちよくて、私も死んだらここに入れてもらおうとこっそり思いました。
ちなみこちらでは土葬が一般的ですが、火葬にして灰をお墓にいれたり、あるいは家において置いたり、または、海など故人の希望の場所に撒いたりすることもあります。
余談ですが、以前オークランドにある有名なバラ園に行ったとき、「灰を撒かないでください」の立て札を見たときにはちょっとビビッてしまいましたよ!
(ほうかごEnglish なおこ)
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