ニュージーランドにきて、ぜひ食べてほしいもののひとつが、フィッシュアンドチップス。
白身魚に衣をつけて揚げ、フライドポテトと一緒に食べるイギリスの名物料理として知られていますが、旧イギリス植民地のニュージーランドでもポピュラーな料理です。イギリスではタラを使うことが多いようですが、オークランドでは鯛が人気ですね。またお店によっては魚の種類をいくつか選べるほか、フライドポテトも、ジャガイモではなくkumuraというサツマイモの一種にすることができます。それに付け合せとしてムール貝や牡蠣のほか、春巻きやインド料理のサモサも売られているところが、多民族国家のニュージーランドっぽいところです。
ニュージーランド人の家庭にホームステイしている日本人留学生が、「毎週金曜日はフィッシュアンドチップスの日なんです」と嬉しそうに言っていました。このフィッシュアンドチップス、ニュージーランドでは金曜日に食べられることが多いです。
ニュージーランドに限らずキリスト教圏では金曜日に肉食を避ける伝統があります。なぜ金曜日かというと、イエス・キリストが十字架に磔刑になったのが金曜日であるため、この曜日は牛や豚の肉の食事を避けるようになりました。ですが魚は肉とみなされないため、代わりに食べるようになったようです。
金曜日の夜は、家事はお休み～っていう理由だけじゃないんですね！