南半球に位置するNZは今がちょうど新緑の季節。スクールホリデー最後の週末に近くの森にブッシュウォークに行ってきました。ブッシュウォークとは森や山の中を歩くことをいい、散歩から日帰り程度のものです。山荘やテントなどに泊まり何日かかけて行く本格的な山歩き、いわゆるトレッキングは、NZではトランピング(tramping)と言います。
このブッシュウォークはNZでは国民的アクティビティです。自然をこよなく愛するキウイ(NZ人)達はよくブッシュウォークに行きリフレッシュしたり、エクササイズ目的で歩きに行ったり、中にはランニング、いわゆるトレイルランをしに行く人も多く見かけます。ご存知のようにNZは自然に溢れ、大都会のオークランドでさえ、ブッシュウォークを楽しめる場所があちこちにあり、手軽に楽しめるところが人気の理由なんでしょうね。そんな手軽さから、週末に家族でブッシュウォークに出かけるご家庭が多いです。
まず、森の入り口には靴の汚れを落とすためのスプレーとブラシがあります。靴の裏に雑草の種や、バクテリアなどが付着し、森の生態系を崩す恐れがあるためです。今回行った森にはカウリというNZ固有種の木があるためスプレー類が置いてありました。ほんの数百年前まではNZの北島はカウリの原生林で覆われていましたが、家や家具ための木材としてほとんどのカウリの木を伐採してしまったそうです。また最近ではバクテリアによる木の病気によりカウリの木が絶滅の危機にあり、国で保護されています。
新緑の森の中に入るとひんやりして気持ちがいいです。
途中につるがぶら下がっているのを見つけぶら下がってターザンごっこ。
こちらがカウリの木。成長がとても遅く、この写真のカウリは樹齢300年だそうです。
こちらもNZの木、パンガ。
ゆっくりと一時間半歩いて森を抜けるとそこはビーチ。ここでランチタイム。その後は水遊びを楽しみました。
黄色いかわいい花をつけた木はコウファイというNZの木。そしてトゥイというNZの鳥が止まっています。喉に白い飾りのような毛がついているのが特徴です。とても綺麗な鳴き声で人気の鳥です。
この森は犬の散歩も野鳥などを保護するため禁止されています。そのほかにも、生態系を壊す可能性のあるねずみや小動物ポッサムを捕まえるおとりがたくさん設置してありました。環境保護に力を入れているNZらしいです。
うちの三姉妹、みんな頑張って最後まで歩きました。娘たちが大きくなったらいつか、世界一綺麗な散歩道と言われている「ミルフォードトラック」のトランピングに挑戦してみたいです。
(あやこ)
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