ニュージーランドの最高峰、マウント・クック。先住民マオリの言葉で「アオラキ」とも呼ばれますが、「雲を突き抜ける山」という意味だそうです。その名のとおり、遠くからでも白い頂きがよく見えます。マウント・クックは日本でも有名で、麓にあるアオラキ/マウント・クック・ビレッジには日本からツアーで訪れる方も多いです。前回、NZの二泊三日のトレッキングについて書きましたが、今回はマウント・クック周辺のハイキングコースをご紹介します。
アオラキ/マウント・クック・ビレッジにはビジターセンターやホテルがあります。世界最高峰エベレストを初登頂したヒラリーの銅像もありました。エベレスト登頂のために登山技術をアオラキ/マウント・クックで鍛えたとか。
私たちはビレッジから少し離れたキャンプサイトに泊まりました。水道とトイレ、それに炊事のための小屋はありますがそれ以外は何もない、シンプルなところ。夕焼けの空が綺麗です。
ビレッジ周辺には一日で歩けるコースがいくつかありますが、今回はフッカー・ヴァレー・トラックHooker Valley Trackというコースを歩くことにしました。キャンプサイトからは往復3時間の道のりです。
このときは、東京から遊びに来てくれていたドイツ人家族と一緒でした。みんなそろって、では出発。天気に恵まれて、気持ちがいいです。子供達はちゃんと歩けるかな。
キャンプサイトからすぐのところに、ミュラー湖Mueller Lakeという氷河湖があります。案内板によると、100年前はこの近くまで氷河があったそうです。
小川沿いに緩やかな登りの道を歩きます。この小川は、アオラキ/マウント・クックの頂上付近から伸びるフッカー氷河の延長にあたるもので、このフッカー・ヴァレー・トラックではほぼずっとアオラキ/マウント・クックの姿が見られます。
途中、吊り橋を二回渡ります。
植生を守るためだと思いますが、木道になっているところも。ルートはよく整備されていて歩きやすいです。
ちょっと一休み。子供たち、バテないでね。このコースは途中、一つ避難小屋はあるのですが水場はないため、こういう天気のいい夏場は水分を多めに持っていったほうがいいかもしれません。
コースの終点、フッカー湖Hooker Lakeに到着。分かりづらいですが、湖の左奥は氷河の末端です。この湖から先は落石などの危険があるため行かないほうがいいそうです。
ときどき氷の塊が流れ出ていました。子供たちも大喜びで見ています。
帰りは来た道をもどるだけ。子供たちにはお菓子をあげたりなぞなぞをしたりして、飽きさせないようにしました。
キャンプサイトに戻ってきました。子供たちもなんとか歩き通せて一安心。天気も終日快晴。日差しが強く、木陰があまりないため、日がおちるとほっとしました。
下山後は、別のキャンプサイトに移動しました。ちょっと離れたところから見るアオラキ/マウント・クックもかっこいいです。
ちょうどこの日は、一緒に旅行していたドイツ人家族の息子さんの4歳の誕生日。いい思い出になったのではないでしょうか。夏のNZはアウトドアに最適なので、また来てくれたらと思います。
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素敵ですね
コメントありがとうございます!じつは、コメントをいただいのが初めて、とても嬉しいです。返信方法がわからず、お礼が遅くなり失礼いたしました。
ニュージーランドはアウトドア遊びが盛んなので、またいろいろとご紹介していきたいとおもっています。 よろしくお願いします。(奥村)
写真に癒されました。
メッセージありがとうございます。機会がありましたら、ぜひ足をお運びください!
癒されました