まだまだ続いている夏休み。今回はちょっとしたハイキングに行ってきました。私たちが住んでいるオークランドは人口約140万の大都市ですが、多くのハイキングコースがあります。今回行った先は、Okura Bush Walkといって私たちが住んでいるところからは車で10数分のところにあります。
ハイキングコースの入口で靴底をきれいにします。ニュージーランドのカウリという木は高さ50m以上に成長する巨木ですが、立ち枯れ病の流行が深刻な問題となっています。立ち枯れ病の病原体が森の中に持ち込まれないよう、ここオクラに限らずハイキングコースの入口には、靴の土を落として靴底に薬を散布するようになっています。
オクラ川を渡ります。このあとはずっと樹林帯のなかです。
河口がすぐ近くで、マングローブの森が広がっています。
木漏れ日が気持ちいです。
森の中なので眺望は開けませんが、珍しい鳥を見つけたりして子供たちも楽しんでいるようです。
斜めに生えている木が気になったり…
不思議な形をした木で遊び始めたり。
木の幹に耳を当てて、何がきこえるかな?
「ほら見て、trapだよ!」とのぞきこむタク。なんの罠かなと聞いてみると、「あのね、ネズミとかがね、鳥の赤ちゃんを食べちゃうの。だからこうやって捕まえるんだよ」とのこと。よく知っているね、と驚くと、学校で教わったそうです。ニュージーランドは島国ということもあって独特の生態系が発達していましたが、外来種によって駆逐されてしまう恐れのある固有種も多いそうです。ニュージーランドでは動物、植物を問わず固有種を守ろうとする運動が盛んですが、この罠の管理もボランティアによって支えられています。
一時間ほど歩くと、こんな案内板が。引き潮のときだけ通れるコースだそうです。ここに限らず海岸沿いに歩いていると、時折こういうルートが出てきます。
そっちの方に行ってみると、すぐにビーチに出ました。今までずっと樹林帯の中だったので、一気に青空が広がって気持ちがいいです。
水も綺麗に澄んでいます。このあたりの沿岸は自然保護地域に指定されているため、魚を釣ったり貝を採ったりすることはできません。そのため来る人もハイキングやトレイルランの人ばかり。たまに海の方からカヌーでやってくる人も見かけます。
子供はすぐにバシャバシャと水遊び。気持ちいい~。
持参したサンドイッチでお昼ご飯。海を見ながら食べる食事って、なんだか美味しく感じます。
娘のユウはスケッチブックを取り出して絵を描き始めました。きれいな景色をわが子はどんなふうに描くのかな? と思ってのぞいてみたら、あれれ、女の子の絵ばかり描いていました。
このまま先にコースは続いているのですが、今回はここまで。帰りは同じ道を戻ります。片道1時間ほどの道のり、それに樹林帯の中なので夏の暑い日差しでも気持ちよく、ビーチも楽しめるという盛りだくさんのお手軽コース。 大都市オークランドでもすぐ近くにこういったハイキングコースがふんだんにあって、ニュージーランドの自然の豊かさを改めて感じました。
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