先日、小学校のヨットの授業のお手伝いに行ってきました。以前ブログにも書いたように、ユウのかよっている小学校ではYear5とYear6(5年生と6年生)向けにシーカヤックとヨットの授業があります。ちなみに、普通の公立小学校です。オークランドはCity of Sails(帆の町)という別名があるぐらいヨットが盛んなので、小学校でも授業があるようです。
毎回、最初に指導員が注意事項を教えます。子供たちは早くヨットに乗りたくてうずうずしているようです。
ヨットはOptimistという小さな型を使います。本来は一人乗りなのですが、小学生は二人で乗り、一人が帆を、もう一人が舵を操ります。大人のインストラクターたちがモーターボートに乗って”Pull the tiller towards you.”(舵を自分のほうに引いて)とか”Keep going, keep going. Yes, well done!”と、子供たちに指示やアドバイスを与えるのですが、インストラクターのほとんどが生徒の保護者で、ボランティアで授業を手伝っています。そのため、学校にとっては予算的な負担が減らされ、生徒は自分の親や友達の親に見守られて安心、というメリットが生まれるようです。また親にとっては自分の子供がヨットに乗っている姿を見られるのは嬉しいみたいですね。早くユウもYear5にならないかなと待ち遠しいです。
でもボランティアとはいえ、事前に机上講習を二回、実技を3日間受講した上で、筆記試験と実技試験の両方にパスしないとインストラクターの資格はもらえません。この筆記試験は当然のことながらヨット用語満載で、一緒に受けたkiwi(NZ人)も全然分からない、と嘆いていました。試しにうちのお隣さんに”painter”ってヨット用語でなんだか分かる?と聞いてみたら「うーん、船体に塗料を塗る刷毛?」と言っていました。正解は「もやい綱」。試験勉強中はなんだか英語とは別の言語を覚えているような気持ちになりました。
みんながヨットに乗り込みます。インストラクターの手を借りずにうまく沖まで出られるかな。
いいぐあいに、風も出てきました。きれいに晴れて気持ちいい~。
こちらはシーカヤックの授業。カヤックは一艇を一人で操ります。授業が終わった後、ビーチから倉庫まで運ぶのも子供たちの役目です。
みんなで並んで、ハイ、チーズ。