ニュージーランドの小学校では、二週間の秋休みがおわり二学期が始まって約一ヶ月。少し前の話になりますが、二学期が始まった週のライティングの授業では、秋休み中にしたことについての作文だったようです。
Year3(7歳)の娘が、「ライティングをとても頑張ったから、Mr. Obrianのところへ行って、作文を発表するの」と言っていました。
Mr.Obrianとは校長先生のことです。生徒たちが素晴らしいことをしたときや、とても努力をしたときなどに、校長室へ行って校長先生に話します。
こういうように誰かに発表する時、こちらでは「shareする」と言います。単に何かを伝えるというより、経験などを一緒に共有するというニュアンスでしょうか。
よく書けた作文には、Principle Awardといって校長先生からの賞がもらえます。
娘は、それに選ばれたようです。
校長先生からは、「What a beautiful writing and what a wonderful story. Well done Yoko」と書かれていました。
担任の先生からは、「今まで読んだ中で最高のホリディの思い出だわ、自然の中でWhioを見れたなんて、とても羨ましい!」と感想が書かれていました。
後述しますが、Whio(フィオ)とは鴨の一種で、きれいな渓流にしか住んでいない珍しい鳥です。
作文の内容は、家族でトレッキング旅行に行ったことを書いたようです。
キャンプ場まで車で7時間もかかったこと、トレッキングは、3時間も歩いて、山小屋に着いたと書いていて、よく覚えてるな~と関心しました。
(ちなみに、ニュージーランドではトレッキングのことをtrampingと言います)
この10ドル札にも写っているカモが、娘がライティングに書いたWhio(フィオ)です。Whioはニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で、英語ではblue duckと言われることもあります。フィオはニュージーランドの固有種なのですが絶滅危惧種の鳥で、つがいで1300ほどしか生存していないそうです。
そんな珍しい鳥フィオを、泊まった山小屋の前に流れている美しいモハカ川で発見しました。
モハカ川で。天気がよくて、とても気持ちが良かったです。
「私はブルーダックを8羽見つけて、お兄ちゃんは10羽見つけました。」と書いています。
先生が、「なんて、素晴らしいの! とても羨ましいわ~」とコメントしています。
次の日の朝、娘のクラスへ行ったときに
クラスメイトの子どもたちが、
「Yoko、昨日すごく頑張っていたよ、ホリディのこと、とても長い作文書いて、先生が褒めてたよ。」
と教えてくれました。
可愛らしかったです。
娘もすごく喜んで、writingにもっとやる気が出たようです。
生徒が努力をしたことや素晴らしいことをしたときに、先生がとても褒めてくれて特別なこととして評価をしてくれると、子供の意欲が増すこと、自信につながっていると実感します。
(ほうかごEnglish留学デスク みゆき)
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