地元の公立幼稚園に通う次女。先日幼稚園からの依頼により、午前中に先生たちのお手伝いをする機会がありました。
幼稚園が大好きな次女。その理由が今回のお手伝いをしたことにより分かったような気がします。
そんなことで、公立幼稚園の一日を3回に渡って紹介したいと思います。今回は一日の流れです。
この公立幼稚園は3歳児クラス(週2日)と4歳児クラス(週3日)と分かれており現在次女は4歳児クラスに通っています。クラスは一クラスのみ。40人の園児と5人の教員がいます。日課は以下のようになっています。(なお、
幼稚園によって日課や一週間に通う日数は変わります。ニュージーランドにはいろいろな幼児教育体制があるのですが、詳しくはこちらをご覧ください。)
8:30 登園
自由遊び
9:30 マットタイム
10:00 モーニングティータイム
自由遊び
11:30 マットタイム
12:00 ランチタイム
自由遊び
14:00 片付け、マットタイム
14:30 退園
朝、登園するとまずティーカップを片手にした先生たちが出迎えてくれます。初めはお茶を飲みながら園児を出迎えるなんて日本ではありえない光景で驚いたものでしたが、今では堅苦しくなくリラックスした先生達の笑顔で出迎えられるのはなかなか良いものです。
自分の名前を書き、リュックをロッカーの中に入れます。ママにさよならを言っておのおの遊びを始めます。
色々なテーブルがあり、粘土遊び、お絵かき、パズル、床の上にもいろいろなおもちゃがあり、自分の興味のある物で自由に遊ぶことが出来ます。詳しい遊びは後日お話します。
しばらく遊んでいると、先生に選ばれた子供が、ハンドベルを鳴らします。これは、”マットタイム”を知らせる物。この音を聞くと子供たちは一斉に遊びを止め、一目散にマットタイムの行われるお部屋へ移動し、床の上に座ります。このマットタイムでは、先生が本を読んでくれたり、皆で歌を歌ったり、ダンスやゲームをします。時には、子供たちのうち一人がみんなにお話しすることもあって、家族でお出かけしたときの写真やお土産を見せながら何をしたのか話したり、とてもいい作品を作ったときはみんなに見せながらいろいろと説明してくれます。
マットタイムが終わると、モーニングティータイム。その前に手洗いをします。40人の園児が一気に手を洗うと、洗面所は大パニックになりますね。それを避けるために小分けにして手を洗わせに行くのですが、その方法が面白いんです。「靴をはいていない人、手を洗いにいきましょう」 「次は髪の毛を縛っている子」 「次は半そでのTシャツを着ている子」などなど。みんな注意深く先生が言うことを聞きながら、指示に従っています。
こちらの朝食は、トーストやシリアルなど日本の朝食に比べると質素です。子供の胃は小さく、一度にたくさん食べれないこともあり、すぐお腹が空いてしまいます。そのため、エネルギー補充目的でモーニングティータイムがあります。いわば10時のおやつの時間。ママに作ってもらったランチボックスと水筒を持って、テーブルや、床の上でいただきます。気になる中身ですが、果物や、ビスケット、子袋に入ったポテトチップス、クラッカー、チーズ、などを食べている子が多かったです。ちなみに飴やチョコレートのほか、アレルギーの子のためナッツ類も禁止です。
ある先生は、「モーニングティータイム中にランチまで食べちゃう子もいるから注意して見ていないと駄目なのよ」と話してくれました。ほほえましいですね。
ランチは圧倒的にサンドイッチが多いです。お腹が満たされると、子供たちはまた元気に遊びだします。
退園の時間になると続々と家族の方がお迎えに来ます。一日最後のマットタイム。子供たちが歌っている姿などが見られます。そして先生が、家族の顔を一人ひとり確認して先生が「OOちゃん、帰ってもいいよ。また明日ね」などと言ってもらえると、その場を立ち、ママやパパの元に行き、帰宅を許可されます。
その日に作った物や、描いたもの、その日あったことを目を輝かせて話してれるのですが、それをことを聞くことが毎回の楽しみになっています。この日次女は木片でノート型パソコンと携帯電話を作ってきました。「これで仕事中のダディとお話しするの」と。何ともかわいいですね。
閉園後もしばらく外の遊び場が開放され、もうひと遊びしていく子もいます。ママ同士の情報交換、交流の場にもなっています。
こんな感じで、幼稚園の一日が過ぎていきます。自由遊びの時間が多いですが、一体どんな遊びをしているのでしょうか?次回は外遊びの紹介をしたいと思います。
(あやこ)
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