毎年、冬のこの時期になると、ワクワクするイベントの一つに、Auckland Live, Pick & Mix があります。これはオークランド市が主催しており、3カ月もの間、様々なパフォーマンスアートを週替わりで無料で見せてくれるイベントです。
”See some of the brightest stars of New Zealand’s arts and entertainment world.”とパンフレットに書かれているとおり、パフォーマンスのラインアップはニュージーランドオペラ、サーカス、マオリアート、ニュージーランドフィルハーモニックオーケストラ、ダンス、演劇、コメディーなどなど、様々です。しかも、土曜日は市中心にあるタウンホール、日曜日は市北部North ShoreのBruce Mason Centreにて行われますのですが、どちらも1000人以上収容できるオークランド屈指のコンサート会場での開催です。
(Bruce Mason Centreにて。会場オープニング前に子供達に本を読んでくれています。)
対象者は”the young and the young at heart(若者または心が若い者)”となっていて、幼い子供にも良く分かるよう、解説を交えながら演目が進みます。普段は2−3時間はかかる演目がぎゅっと1時間に凝縮され、随所で子供達が飽きないような工夫がされています。そしてパフォーマンスを見た後は希望者に無料のワークショップまで提供されています。プロのアーティスト達に直接質問ができるだけではなく、ダンスの基本ステップを習ったり楽器に触れたりもできる、またとないチャンスです。本物を目の前で体感でき、週替わりで3ヶ月にも及ぶこのシリーズ。こんなにありがたいイベントは他にはなかなかありません。
先週は” Whales(クジラ)”という題目の演劇でした。波打ち際にうち上げられたクジラの群れを助けるというストーリーですが、なんとこれがシリーズ初の観客全員参加型!クジラ役と救助チーム役が事前に30名ほど一般者から集められ、観客達は全員が波の役となります。パフォーマンス前のわずか20分ほどの練習で、いきなり本番です。今回我が子供達は、救助チームに参加できました。演技中は写真撮影不可の場合がありますが、今回は撮影可能だったので堂々とパシャリ。
最後は海が満潮になり、クジラの群れは波(観客達)の歌に誘われ、無事に海に帰って行きました。全員参加の劇だったので、演目が終わった後は、会場にいる全員に向けて大拍手がされました。
実際の舞台での劇は30分ほどだったのですが、しっかりとスポットライトを浴び、演技をした子供達は最高に楽しかったようです。まだまだ序盤戦のこのPick & Mix のシリーズですが、この長い冬の間はできるだけ足を運び、どっぷりアートな世界に浸る予定です。土曜日が Auckland Town Hallとオークランド南の Mangere Arts Centre(不定期), 日曜日がBruce Mason Centreで9月10日まで開催されています。
たか
ーーーーーーー
ブログランキングに参加しています。
下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!