私がニュージーランドに来たばかりの時に驚いたことの一つに、「裸足で歩いている人が多い!」と言うのがありました。
子供たちが公園で裸足になったり、ビーチを裸足で歩いたりするのは分かるのですが、大人まで、道やスーパーマーケット内を裸足で歩いていたのを見たときには、ちょっとビックリ。ショッピングモールで裸足だった家族が入店を断られて問題になったことがあったことを発端に、公共の場で裸足であることの是非が問われたりしましたが、それでも裸足人口は多いです。
幼稚園はもちろん、小学校でも多くの子供が裸足になっています。子供にしてみれば靴を履いているよりも過ごしやすいのでしょうね。学校に靴を忘れて裸足で帰ってきてしまう子がいるのもNZあるあるです。真冬なのに裸足で登下校をする子供を見ることもあります。また体育の時間は基本的に運動靴か裸足のどちらか選べますし、特に雨の日などは、靴を汚さないよう裸足になるように親から言われている子も。今年親子留学で2週間小学校に通ったお嬢さん、2週目には靴を履かなくなり、まわりから「彼女はすっかりKiwiになったね」と言われていたそうです!(フルーツや鳥のことだけでなく、ニュージーランド人のこともKiwiと呼びます!)
アカデミー賞を総なめにした「ロード・オブ・ザ・リング」3部作は有名ですが、ニュージーランドの誇る「ロード・オブ・ザ・リング」の監督、ピーター・ジャクソンも会見などに裸足で現れたりしていました。同作にホビットという裸足で過ごしている種族が出てくるのですが、ピーター・ジャクソンは撮影中も裸足でることが多かったらしく、キャストから「ホビット」と呼ばれていたらしいですよ。
日本に一時帰国した時、私の子供たちがすぐに裸足で歩き回るのを見た私の父が「靴くらい買ってやれ」とお小遣いをくれたことがありますが、いえいえ、靴を履きたくないだけなんですよね。(でもお小遣いはありがたく頂戴しました。)
確かに裸足で歩くのって気持ちいいですし、裸足は体にいいとも聞きますよね。日本では裸足保育を取り入れている幼児教育施設もあると聞き、ちょっと裸足の効能について調べてみました。
裸足の効能
1、はだしで歩くと脳に刺激が与えられて活性化する!
米ノースフロリダ大学の研究では、裸足で走ると脳の働きが活発になり、認知機能が16%向上したそう!記憶力がアップするのですって。
2、土踏まずが発達することで運動機能がアップ!
土踏まずをきっちりと形成することにより、最小限のエネルギーで行動できるようになるほか、体幹が鍛えられ、子どもたちの運動能力を大きく向上するそうです。。実際、裸足保育を実践した結果子どもたちが転んだりけがをしたりすることが減ったという報告もあるそうですよ!
3、体内に蓄積された静電気を地面に流すことで、健康に!
体内静電気とは、体の中にたまる静電気で、血液の成分である赤血球どうしをくっつけて血流を悪くするなど、さまざまな健康トラブルを招くそうなのですが、裸足で地面に接触することでその静電気を放出すし、また同時に、「森林浴」などで有名なストレス撃退の味方「マイナスイオン」を取り入れられるのだそうです!
4、第2の心臓である足裏を刺激して健康に!
足裏には臓器や器官につながった60から70のツボがあるそうです。裸足で歩くことで、それらのツボを効率よく刺激して不調を緩和し、血行促進や代謝アップするのですって!
などなど、取り上げたのはほんの一部。裸足ってすごかったのですね!!
医学誌でも、裸足で歩くことが、慢性ストレス、慢性編成疾患、統合失調症、炎症、痛み、睡眠不足などの一般的な健康障害に対して有効だと報告されいるそうです。デバイスを使う時間が多ければ多いほど、裸足の時間を作った方がいいのかもしれません。
是非裸足で過ごす時間を作って、脳と体を活性化させてください!
(ほうかごEnglish なおこ)
***
ブログランキングに参加しています。
下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!
————————————————————————