タクが入学して一年が過ぎ、通知表が送られてきました。日本だと通知表はみんな同じタイミングでもらいますが、以前のブログでも書いたようにNZでは入学の時期が子供によって違い、通知表も入学してから1年後に郵送されてきます。内容はというと、国の基準に学力が達しているかどうかなんですが、リーディング、ライティング、算数の3つだけのシンプルなもの。各項目がOf Concern、Working Towards、Meets the Standard、Above the Standardの4段階で成績がつけられています。
入学して半年後にも通知表をもらえます。これはInterim Report(暫定的な通知表)と書いてあって、あくまで学力の伸長状況の途中報告という位置づけのようです。ちなみに、今は亡きスティーブ・ジョブズがアップル社に復帰して暫定CEOになったとき、iCEOと呼ばれました。このiはinterim(暫定的な)のiですが、アップル社の製品の頭につく小文字のiとかけているんですね。
ユウがYear1の時にもらってきていたものとは微妙に変わっていて、国の基準に到達しているかどうかの欄はなく、Effort(努力)のみ評価されていました。ただしリーディング、ライティング、算数それぞれに関して、現状と次のステップ、それにおうちでどういったことをしたらいいかが書かれていました。暫定的な通知表とは言いながら、こちらのほうが親としてはありがたいです。
リーディングはというと、この通知表の時点では青のレベルの本を読んでいました。NZの小学校低学年向けのリーディング教材は色でレベル分けされており、入学一年後には緑のレベルの本が読めるようになっているのが国の基準です。緑のレベルというと大体300語ぐらいのボリュームです。通知表の先生からのコメントには、「読書を楽しんでいて、リーディングに熱心に取り組んでいます」と書かれていました。構文についてわかっていないところがありますが、英語を習得していくにつれてこの点については簡単になっていくでしょう、とのこと。
ライティングは、「物語を書くことが好きです」とのこと。みんな間違いやすいpとq以外は文字もほぼちゃんと書けているそうです。自分一人で2~3つの文の文章を書けるけれども、急いで書くことが多いのでもっとじっくりと取り組みましょう、とありました。
算数はあまり問題がないようですが、次のステップとして「分数を認識して、半分のものを見つけましょう」というものでした。以前にも書いたように、NZではYear1から簡単な分数と掛け算を学び始めます。この辺は日本と違って面白いなと思います。
各教科ごとにおうちでどういったことをしたらいいかについては、また別の機会にご紹介しますね。通知表の最後にGeneral commentがあったのですが、”He is a responsible little boy who loves to help others. He is a responsible star helper.”と書かれていてうれしくなりました。英語も非常に伸びてきているとこのと。この調子で来年も学校生活を楽しんでくれればと思います。
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