先週の金曜日で一学期が終わり、二週間の休みになりました。秋休み、といったところでしょうか。この学期の終わりには、Sharing the Learningといって、生徒の保護者が教室を訪れる機会がありました。授業参観ではなく、放課後に保護者が子供と一緒に教室に行って、日頃どんな授業 をしているのか子供がパパやママに説明します。
「Sharing the Learningに来てください」と、自分の親宛に子供たちは授業中にお手紙を書いたようです。ユウも、ママやタクと一緒に学校へ行っている絵と一緒にこんな招待状を渡してくれました。
パパやママだけでなく、兄弟も一緒に来る生徒も多いです。壁には勉強の進み具合や、子供たちが描いた絵などがふんだんに張られていていろいろと説明してくれます。
壁 にはこんな感じで、どの子供が今どういうことをやっているかわかるようになっています。これは算数の授業について。算数は生徒の能力に合わせて4つのグ ループに分かれて授業を進めているのですが、同じグループ内でも子供によって微妙に進度が違っていて、こんなところにも生徒一人ひとりに合わせた授業をやっているのを実感します。でも進度の表がイモムシ?みたいになっているのが楽しいですね。Zebras(シマウマ)と書かれているのはグループの名前 で、各グループはライオンなど動物の名前がついています。
これはグループで使っている算数のノート。「TとかHとか、何のこと?」と聞くと、「tensとhundredsに分けて考えるんだよ」とユウ。十や百の桁ごとに計算することを学んでいます。三桁の計算、速くできるようになったかな。
こちらは形容詞のお勉強。簡単な文の中で形容詞だけ紫の紙が使われていて、どこに形容詞が入るか分かりやすくなっています。一つの名詞に二つの形容詞を使うことを習っているようですね。
ライティングのノートも見せてくれました。いつもおうちに持って帰るのは宿題の書かれた連絡ノートだけなので、実際に授業中にどんな文章を書いているのかはこういう機会に分かります。つづりが間違っているけど、長い文章を書けるようになったね。
も ちろん、Sharing the Learningのとき以外にいつでも、保護者は自分の子供がどういった学習をしているのかについて聞くことができます。でもこうして子供が直接自分の親に説明することで、子供は自分が学んでいることに対して自信がつくようです。それに親としても、子供が学校で何を学んでいるかちゃんとわかっている、とい うことを子供に伝えられるので、すごくありがたい機会だと思います。