家族で日本に一時帰国し、3週間の日本の学校の体験入学をしています。息子小学校1年生、娘は幼稚園の年中組に入りました。
(前回「日本とNZの学校の違いを克服できる?(日本の体験入学4)」はこちら)
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私の姉は子供が通う日本の小学校で働いています。学校3日目になって姉が息子の様子を校庭で見かけたそうです。クラスでは長縄跳びの練習の最中。本来なら全員が参加して何回跳べるかを数えるますが、なわとび初の息子は1人だけ大波小波の練習。その後はみんなが跳んだ回数を数える係をしていたそうです。その様子が切なかったという姉は、帰ってくると家での長縄跳び練習を提案しました。
息子の小学校では長縄跳び競争の真っ最中。全県あげてのイベントで、学年ごとに順位を決めていくそうです。小学校1年生は制限時間3分。最高記録を更新する毎に飛んだ回数がインターネットにアップされ、ほぼリアルタイムで順位が確認できます。競争が終わるタイムリミットは1月末。ということで、先生も生徒も真剣そのもの! 飛べない息子が競技に参加できないのは当然のことです。
1週目は凄い寒波で外が雪で練習がなかなかできなかったのですが、週末ようやく晴れ、甥っ子も含め家族総動員をして家で長縄跳びの練習をしました。先生の姉が跳び方のポイントを説明した後、理論はいいから体で覚えろ〜と、ひたすら練習。負けず嫌いの息子が、今まで跳べなかったのはさぞ悔しかったのでしょう。すぐにやる気になり、もともと運動が大好きな息子は、楽しそうに一生懸命練習をしました。
(縄跳びといえど、良い悪いの種類があるそうです。初心者は持つところが重いほうが良いなど、結構奥が深いです)
月曜日はクラスに混じって長縄跳びに初参加。でも家での練習よりも縄のスピードが早く1回跳んで終わり。そして、その晩さらに家で練習を積み臨んだ翌日の火曜日!なんと参加した長縄跳びで、クラスの最高記録91回が出ました! 家に帰ってからもその日の息子はこれまでで最高の笑顔。先生からもその日1日は学習、生活態度もパーフェクトと言われました。そして水曜日から金曜日までクラスは着々と新記録を伸ばし、もうすぐ県の1年生部門10位内に入ろうかと言うところです。今では休み時間はクラスの仲間と共に、日々練習に明け暮れているようです。
長縄跳びのおかげで息子のクラスに対する仲間意識も芽生え、前よりも楽しく通学し始めました。出来なかったことを諦めず、練習で克服できたこと。息子にとっても親にとっても良い経験になりました。
たか
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