先日、娘の友達の妹が通う小学校でファンドレイジングのイベントがありました。
ファンドレイジングは募金活動、という意味もありますが、こちらでファンドレイジングと言うと、資金集めのための活動という感じが強いです。ちょっとしたイベントを催して、そこでの利益を学校の資金とするわけです。日本でいえばバザーのような感覚でしょうか。
ニュージーランドの公立校は基本的に無料ですが、国からの資金だけでは賄えないようで、毎年定額の寄付金を求める学校が多いです。その寄付金とは別に、図書館の拡充や体育館の新器具購入など用途に合わせてファンドレイジングをすることがあります。どのようなファンドレイジングをするかはPTAの力の見せ所でもあります。
よくあるファンドレイジングとしてはソーセージシズルと呼ばれる、PTAを中心に保護者がソーセージをバーベキューで調理し、それをパンにはさんだものて売る、というソーセージシズルSausage Sizzle。学校のファンドレイジングだけでなく、地域のスポーツ団体やボランティア活動など、様々なファンドレイジングに使われます。おいしく食べられるだけでなく、地域の活動を支えることができて一石二鳥!
このソーセージシズルに使われるソーセージは、地元のお肉屋さんやスーパーマーケットが寄付してくれることがほとんど。地域の企業のサポートがあってのファンドレイジングなんです。
あとはチョコレート会社と提携して、生徒がチョコレートバーを売る、などのファンドレイジングもあります。うちも昔「学校のファンドレイジングのチョコレートを買ってください」と近所の家を回ったこともありましたが、だいたいコミュニティも寛大なので買ってくれる人が多いです。
学校のファンドレイジングは、学校に関することだけでなく、どこかで災害が起こった時にそこへの救援のために行われることもあります。子供たちも、こうやってコミュニティの中で協力し合って生きることを学んでいくのですね。
また学校によっては毎年GalaやFairと呼ばれる大規模なファンドレイジングのためのお祭りを行っているところもあります。今回行われたのも、この恒例のファンドレイジングでした。
広い校庭内に、たくさんのアトラクションが用意されていましたが、その規模の大きさに、田舎の小さい小学校出身の娘は(そして私も)顎が外れっぱなしでした!
巨大な滑り台!
遊園地なみのティーカップや海賊船の乗り物
そして人気のゾーブ!この大きなボールの中に入って、転がって遊びます。
このほかにも食べ物を売るお店やゲームコーナーなど、アトラクション盛りだくさんでした。写真には撮れませんでしたが、警察官がパトカーで来てくれていて、子供たちをパトカーに乗せて校庭を回る、など、警察官もサービスしてくれていましたよ。
ニュージーランドの良いところは、コミュニティを皆が大事にしているところだと思います!
ちなみに、娘がゲームの景品でもらってきたぬいぐるみがこちら。
いや、これどこがTOTORO? あまりのゆるさに笑いが止まりませんでした。
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