先週の金曜日は、子供たちの通う学校ではマフティ・デー(Mufti Day)でした。
小学校から制服のある学校の多いニュージーランドですが、マフティ・デーの日は私服で学校に行くことのできる特別な日です。
マフティ・デーに参加して私服で学校に行く場合には、ゴールドコインドネーションと呼ばれる寄付をすることになっています。ニュージーランドでは$1と$2の硬貨がGold coinと呼ばれていて、生徒たちは私服で行く代わりにちょっとしたお金を寄付するわけです。寄付金の行先はその時その時で異なりますが、例えばCancer Society(がん協会)の啓発週間などの時には、Cancer Societyのシンボルである水仙の色、黄色がテーマになったり、それぞれのテーマに沿った色がある場合があるので、その色の服やアクセサリー、スカーフなどを付けていくこともあります。
マフティ・デーはニュージーランドだけでなくイギリスや、オーストラリアなど旧イギリス植民地の国々でも一般的なようです。もともとMuftiとはイスラムの法学者を指し、ではなぜそれが私服の意味になったかというと、19世紀のインドに遡るそうです。当時、イギリス軍の士官が非番のときにはイスラム法学者が着るようなオリエント風の長いガウンを着るようになり、制服ではないということからMuftiが私服の意味になったという説があります。
マフティ・デー当日、学校の周辺は普段着で通学する子、コスチュームを着た子、カラフルなウィッグをかぶった子など、思い思いの恰好をした生徒たちで溢れます。見ていても楽しいし、生徒たちもこういうことがあると気分が上がるようです! 楽しい思いをしながら寄付ができるなんて、一挙両得ですね。
普段制服で通学するのに、私服で学校に行けるのは生徒たちにとって特別のようです。
ウチのティーンの娘たちも、先日はウキウキしながら服を選んでいました。
「あのジャケット貸して~。」「貸すから、代わりにあのセーター貸して」など、キャッキャしながら準備していましたよ。(でもその後、やっぱり貸さないなど言い始め、ケンカしてましたけど。。)
それにしても高校も学年が上になってくると、こちらの男の子も女の子も大人びていて、私服を着ていると生徒だか先生だか分かりません。以前たまたまマフティデーに学校に行った時、先生かと思って話かけたら生徒だったことがありました。だってヒゲが生えていたんですよ(泣)
(ほうかごEnglish なおこ)
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