ニュージーランドの学校ではついに今年度最後の学期、ターム4が始まりました!
オークランドはこれから夏に向けて日差しがどんどん強くなりますので、子供達が通う小学校ではターム4から帽子の着用が必須となりました。帽子を忘れた生徒は、休憩時間と昼休み時間は外出禁止で、図書館か教室で過ごさなければなりません。子供たちは今日も帽子をかぶって、元気に登校しています。
今回はオークランドのオススメスポット、ムリワイビーチ(Muriwai Beach)のカツオドリ(Gannets) のコロニー(群集地)をご紹介します。ムリワイビーチはオークランド市内から西に約40kmほど車で行った、Muriwai Regional Park にあります。
凄いパワーの波と風によってつくられたこの絶景。広がるブラックサンドビーチに押し寄せる荒波の上を、悠々と飛ぶカツオドリの姿がこの季節になると見られます!
鳥達は秋と冬の間はオーストラリアで過ごし、春にはまたムリワイビーチに帰ってきます。カツオドリ達はこの場所で毎年同じパートナーと卵を産みヒナを育て、またオーストラリアに戻ります。その距離なんと2000km! ヒナ達は初めての長旅の後そのままオーストラリアで2−6年過ごし、子供を産み育てるためニュージーランドへまた戻ってくるそうです。
その様子がまるで典型的なニュージランド人のようだと、ニュージーランドのガイドブックのコラムに面白く書かれていたので紹介しますね。要約すると、「若い頃にはオーストラリアで海外生活を経験をし、子供を育てる時期になると故郷にまた戻ってくるこのカツオドリ達は、まさに典型的なニュージーランド人のよう。なぜニュージーランド人はキウイと呼ばれ、カツオドリではないのだろう」といった内容です。このジョーク、分かりますか?「ニュージーランド人」を英語で表現する時は、ほとんど口語の場合は「New Zealander」ではなく、 親しみを込め「キウイ(Kiwi)」と呼ばれています。元々の「キウイ」の意味は、ニュージーランド固有の鳥の名前なのがポイント。New Zealanderの愛称はキウイでなくても、カツオドリでもいいじゃない、と暗にほのめかしているのです。”They are your typical New Zealander on their overseas experience. Why are they called Kiwis again?” ニュージーランドの市民権を持っていると、ビザ免除ですんなりオーストラリアに住めますから、若い頃に一度オーストラリアに出て、結婚、出産の機会に故郷に帰ってくるニュージーランド人は確かに多いと聞きます!
この光景は、日本でニュージーランドを紹介するときに、市中心にあるスカイタワーからのスカイジャンプと同じくらい、必ず写真や画像で流れます! 一度この光景を見ておくと、後で日本でもテレビの映像などを見て、懐かしく思ったり、話題の提供になるかもしれません。
この写真は10月上旬の朝9時半頃。朝が早かったので、まだほとんど誰もいませんでした。カツオドリが見られるのは9月(早くて8月)から3月くらいまでですが、ヒナ達が飛ぶ練習を始める11月、12月となると観光客でいっぱいになります。鳥たちが次々に海面に垂直ダイブをする姿は圧巻です!
2013年にサーファーがホワイトシャークに襲われ、死亡者が出てしまったムリワイビーチ。この事故を除いても確かにビーチは波が荒々しく、潮の流れが速いので海水浴には向きません。しかしここではパラシュートやグライダー、サーフィンや乗馬を楽しむ絶好のアクティビティースポットでもあります。春、夏の時期にオークランドを訪れた時は、是非ムリワイビーチを訪れてみてくださいね。道中ワイナリーや地ビールを楽しめるレストランもあり、お腹の方も大満足です! またレストラン、ワイナリーについてもいつかご紹介しますね。
たか
ーーーーーーー
ブログランキングに参加しています。
下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!