「ねえねえ、the roaring twentiesって知ってる?すごくおしゃれな時だったんでしょ?」
とユウが見せてくれたのがこれ。
ユウが読んでいたのは、以前紹介したThea Stiltonシリーズの“Thea Stilton and the Mystery on the Orient Express”という本。ふむふむ、1920年代は第一次世界大戦が終わってみんなが前向きになっていた時代なんですね。女性のファッションも自由なものとなり、ミニスカートやボブ、それにマスカラや真っ赤なルージュが流行したとのこと。1920年代と言えば、昨年公開された映画「華麗なるギャツビー」の時代ですね。レオナルド・ディカプリオ主演のこの映画、確かに華やかな映像ばかりですし、女性はみんなショートヘア―です。
と、思わず私にとっても勉強になったのですが、Thea Stiltonのシリーズはストーリーが面白いだけでなく、そこかしこにマメ知識がちりばめられている本が多いです。この”Thea Stilton and the Mystery on the Orient Express”は、Theaの元教え子5人組Thea Sistersがオリエントエクスプレスに乗ってパリからトルコのイスタンブールまで旅をします。同じ列車にはイスタンブールの美術館に返却される貴重なドレスが載せられているのですが、それをAcrobat Thiefという謎の泥棒が狙っているという噂が。Thea Sistersはドレスを守ることができるのでしょうか?-というストーリー。
誰が犯人かという謎解きの要素だけでもワクワクしますが、例えばこんなページも。
これはオリエントエクスプレスの解説です。1883年に開通し、豪華な絨毯やマホガニーの木材など贅沢な内装だったこと、アガサ・クリスティ―などの小説で有名になったことなどいろいろと勉強になります。
これは途中通過する、トランシルバニア地方の説明。現在のルーマニア中部にあたりますが、かの有名なドラキュラ伯爵のモデルとなったヴラド三世の領地があったそうです。
歴史や地理の知識だけではありません。例えばこれ。
レーザーを使った立体映像、ホログラムについて解説してあります。なぜホログラムが必要だったかは、ネタバレになってしまうので本を読んでみてくださいね。
Thea Stiltonシリーズのすべての本にこういったお勉強要素が入っているわけではありませんが、また面白いものを紹介していきたいと思います。
***
ブログランキングに参加しています。 下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!