NZの学校では詩の朗読が重視されますが、ユウとタクが通う小学校では毎年、詩の朗読大会も開かれます。今年もみんな自分で好きな詩を選んで、何週間も前からおうちでも練習しました。上級生は自分で作った詩を朗読してもかまいません。そしてまずはクラスで朗読会が行われ3人を選出し、次に学年、最後に学校全体の朗読大会へと進みます。大会では学外から審査員も招かれました。
タクは先生から評価書のようなものをもらってきました。”You’are a poet, and we all know it! Well done!”という褒め言葉の下に、様々な評価項目が書かれています。どんなところが評価されるかというと…
・Eye contat-聞いている人たちをちゃんと見て言えているか。うつむいたり、壁の上のほうを見ていてはいけないということですね。
・Posture-姿勢ですね。堂々と、背を伸ばして朗読しましょう。
・Confident-自信を持って言う。多くの人の前だと緊張することもあるでしょうが、物おじせずに発表することが大切なんですね。
・Volume-みんなに聞こえるよう、声は大きく。
・Clear Voice-単に声が大きいだけではダメで、はっきりと聞き取りやすい発話も重要です。
・Expression-表情は豊かに、ということですが、ここでいうexpressionは顔の表情だけではないようです。ユウによると、暗記した詩を淡々と言うのではなく、強弱をつけたりして聞き手に訴えかけるような朗読が大切なようです。
・Pace-適度なペースで言えているか。早すぎても遅すぎてもダメということですね。
・Good choice of poem-いい詩を選ぶのは大切ですね。
・Well prepared-ちゃんと準備し、練習すること。これは言うまでもありませんね。
・Used gestures or props-ジェスチャーや小道具がうまく使えたかどうか、ということなんですが、ちょっと意外かもしれません。身振り手振りを交えたり、帽子や杖など詩の内容に関係する小道具を使って朗読するほうが評価が高いようです。ユウの同級生の子は学年で3位になったそうですが、「poemの最後にね、お金を投げたんだよ。I’ll be a millionaire!って言って」だそうです。単に詩を朗読するというよりは、劇にも通じる演出が必要なようですね。
残念ながら今年もうちの子供たちはクラスの朗読会どまりだったのですが、通常の授業でも詩を習っており、習った詩が貼られているノートを毎週、金曜日に家に持って帰ってきています。これからはこういうポイントにも注意して練習してみたいと思います。
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