先日、1学期で習った発音について書きましたが、実際の授業ではこういうプリントを使って、文字と発音の組み合わせを単語レベルで学びます。
この回はieとeeですが、プリントの左側はポエムになっています。このポエムはタイトルからして”The Genie”と、ieのつづりが含まれているのですが、そのほかにもthree, green, belief, handkerchiefと、この回で習う音を含んだ単語がたくさん載っています。子供たちはこのポエムをリズムに合わせて読むことで、ieやeeの文字と音を自然と結びつけるよう、教えられるとのこと。ちなみに英語圏のリーディングの授業では単に文章を読むだけでなく、ポエムの朗読も重要視されます。リズムがついて韻も踏んでいるので子供たちには読みやすいだけでなく、英語のリズムも身に付けられるようです。
プリントの右側では、sheep, thief, beeと、そのつづりと発音を含む単語を習っていきます。文字の組み合わせを正しい発音で読めるようにするだけでなく、自分でライティングもしてボキャブラリーを増やしていくわけです。プリントでは、まずは「eeかieの母音を含む絵に色をつけましょう。そして下の単語から絵にあうものを選んで、四角い空欄に書きましょう」という課題が与えられています。お絵かきの好きなユウは自由に色を塗ったようですが、先生によれば子供が興味を持って楽しみながらプリントに取り組むのが一番とのことです。そしてその課題の下には、free, breefなどの単語の母音のところが空欄になっていて、ieかeeを入れて単語を完成させましょう、という問題が並んでいます。
これはgrの音の練習です。これもポエムとライティング、それにボキャブラリーがセットになっていますが、迷路が描かれていたり色塗りできる絵が入っていたりと、小さな子供が楽しく勉強できるようになっています。プリントの左側は、「Granny(おばあちゃん)が自転車でおうちからプールまで行くのを、助けてあげましょう。grで始まる単語と絵を全部マルしていきましょうね」というもの。絵にはgrass(草)やgrandad(おじいちゃん)のほか、間違いの絵としてUFOや竜なんかが描かれていて楽しいですね。そして迷路の下にはもうひとつの課題として、文を完成させましょう、というものがあります。Grandparents are great becauseとあってその続きを書くのですが、生徒が実感を持って作文できそうな問題ですね。プリントの右側はMy Grannyというポエムです。ここにも、groovy, grey, grinとgrで始まる単語がたくさん入っていて、リズムに乗りながらgrの音が練習できます。でももしかしたら、絵がカラフルになっているところを見ると、ユウは色塗りのほうが楽しかったのかもしれません。ちゃんとgrのつづりが読めるようになったか、また今度一緒に迷路をやってみようと思います。UFOとかにつかまらずに、ちゃんとプールまでたどり着けるかな。