オークランド西部にある高校で、日本語の授業のアクティビティとしてお寿司を作るときいたのでお手伝いしてきました。NZではsushiは一般的な食べ物として定着していて、お昼時にはお寿司のパックを片手にオフィスに戻るNZ人の姿をよく見かけます。ただしNZでsushiという場合、握り寿司ではなくたいていは巻き寿司を指します。具はサーモンが人気ですが、ほかに生魚は使われることはほとんどなく、照り焼きチキンやアボガドなどがはいっていることが多いですね。今回はチキン、ツナ缶とマヨネーズ、それにきゅうりで巻き寿司を作ることになりました。
うかがった高校は、男子校なのですが、ラグビーの強豪で、2011年にはNZのラグビー高校選手権で優勝しています。また、毎年日本でサニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会という高校ラグビーの国際大会が開かれていて、NZやオーストラリア、イングランドなどの高校が参加しているのですが、この高校は2012年にその大会で優勝しました。そのため、日本からラグビーのために留学しに来ている生徒さんもいます。
今回は、こちらの高校で日本語を教えているニュージーランド人の先生がご飯を炊いて持ってきてくれました。生徒は35人いるので米2キロを用意。生徒は一人一本ずつ巻き寿司を作るのですが、ちょうどぴったりなくなりました。
まずは日本語で材料の説明をします。「これは何ですか?」とチキンやマヨネーズなどを指して聞くと、カタカナ発音で「チキン」「マヨネーズ」と答えてくれました。その後、すし作りを実演します。みんなに注目されるのでちょっと緊張。
生徒たちも作り始めます。うまく巻けるかな。ちなみに巻き寿司づくりに使う「まきす」は、オークランドでも比較的簡単に手に入ります。
会心の作品ができたようです。みんな、おいしいおいしいと言って食べていました。おうちに帰ってお母さんにも作ってあげてくださいね。