ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

小学6年生 単身10週間ニュージーランド留学 レポート その2

単身留学をしたAさんのお母さまから届いた留学レポート、その後半です。
前回は留学準備や小学校について書いていただきました。
小学6年生 単身10週間ニュージーランド留学レポート その1

今回はホームステイや生活環境についてです。
Aさんの留学目的は英語力の向上と異文化の体験だったのですが、学校のみならずホームステイやニュージーランドの生活の中でたくさん日本との違いを感じたそうです。
そして10週間の単身留学を終えて帰国したAさんの様子はお母さまの目からどう映ったのでしょうか。

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■ホームステイ
3歳のホストシスターと過ごす時間が多く、たくさん遊んだようです。ホストシスターが家族と分け隔てなく接してくれたおかげで家族にもなじめたようです。Aが日本に帰ってから、送られてきた写真にはホストシスターのピース姿が写っていました。「Aがピースするのを見て、まねできるようになったのよ」というメッセージが送られてきていました。ピースは日本独自のものなのか~と思いました!
学校まで送ってもらう車の中で、お母さんとよく話をしたそうで、とても楽しかったと言っていました。お母さんはお仕事もしていて、3歳のこどももいるのに休日にはいろんなところへ連れて行ってくれて、優しく温かいお母さんが大好きになりました。だから、9週目には逆のホームシックになったようです。もちろん日本に帰るのも嬉しいけれど、寂しい気持ちがたくさん膨らみ、複雑な1週間だったと言っていました。
食事はとてもおいしかったようで、ラム肉、フィッシュアンドチップス、バナナケーキが印象に残っていました。見たことがないものは出てこなかったようです。フィッシュアンドチップスは専門店があって、種類が選べたよって言っていて、私も食べてみたいなと思いました!
大人がパスタを食べるときは、パスタをフォークにくるくるまいて、巻ききれない部分をナイフで切って食べるというマナーがあるみたいで私も初めて知りました。また、日本から、NZに到着したすぐの日に、「お箸を使う?」と聞かれて、「はい」と言って、出してくれたお箸が菜箸だったので面白かったといっていました。お箸の話といえば、学校にいるときにボールペン2本で細かいものをはさんでとりあげると、友達が「すごい!!なんでできるの~」とよろこんでくれたみたいです(笑)

「ほとんど、生活内容は日本と変わらない。冬だからみんなシャワーは2日に1回くらいだった。私も2日に1回くらいだった。宿題がないし塾というものがないから、時間にとても余裕がある。ホストシスターとかくれんぼして遊んだり、部屋でYouTubeを見てゆっくりすごしていたよ。9時30分には寝るようにしていたよ。寝る前にはお茶を入れてくれたよ。12時から4時までの間は大人も子供も体を整える時間だから寝ないといけないんだって」と言っていました。
最後の週に私からメールしたときには友達に配るお手紙をたくさん用意していました。
時間に余裕があるから準備も万端だったようです。

■挨拶、感謝
『「ありがとう」「いってらっしゃい」何かにつけて、ハグをする文化なんだよ。だから、学校に行くときは3回ハグをするのが当たり前な感じ。』そう言って、時折、帰国後もハグをしてくれます。この文化はとてもいい文化だなとおもいました。帰ってきてから、Aがあたたかいな~と感じることがとても多いです。hag

■生活環境
スーパーはとても大きくすべてがビッグサイズ。マクドナルドではハッピーセットを頼みましたが、おなか一杯になったと言っていました。ハッピーセットのおもちゃがキティちゃんのぬいぐるみで逆輸入するかたちとなりました(笑)。
スーパーの近くには小さい雑貨屋さんがたくさんあったようです。Aは日本にいるときはショッピングはあまり好きではなかったのですが、NZにいるときはショッピングがとても楽しかったようです。かわいいものがたくさん売っていたと言っていました。14歳未満のAは一人でお買い物に行くことができないため、大きくなったら、また、行きたいと言っていました。「NZでは14歳になるまで一人でいてはいけないと法律で決まっているので、NZの安全さをとても感じたし、日本よりも自由だけどルールは多いように感じた。」とも言っていました。
日本には大きな木が道路わきに植わっているけどNZは道路と歩道の間に芝生が植わっていて、とてもグリーンが多いように感じたそうです。
雨が降ることが多いけれど、細かい雨で3分~5分でやむことが多いそうです。「虹を何度も見た。」と言っていました。みんなレインジャケットを着るから傘は使わず、Aも日本からもっていったレインジャケットを着ていたようです。キャンプの時にはすごい雨が降って、下着までびしょびしょになったようです。「替えは持って行ってたの?」と心配して聞いたら、日本から持ってきた下着を全部もっていってた!だから着替えに困ることはなかったよ。と言っていました。(←7日分)NZでたくさんの旅行に連れて行っていただき感謝とともに、自分1人で旅行の用意をしたこともまた、いい経験だったな・・・と思いました。

Rainbow

■帰 国
現地時間早朝4時に起床して、ほうかごEnglishの奥村さんが迎えにきてくれ、オークランド空港へ向かいました。この留学が成功に終わったのも奥村さんがいたからと言って過言ではないくらい、奥村さんに感謝しています。

往路は夜中の飛行でしたが、復路は日中です。Aは大好きな映画が見れると思っていたのですが、アナカンパニードマイナーサービスをつけると、アナ雪ですら観られなくて、観られる映画がペッパーピッグなどの小さなこども向きのものだったようです。(笑)
NZ航空の機内にはWi-Fiがありました。11時間のフライトは時々寝ることもありましたが、ほとんど起きていたので、疲れたようです。
成田空港でAと会ったときは涙の再会でした。

帰宅後、Aに感想を聞くと「NZが日常になりすぎて、何て言えばいいかわからないけど、家に帰ってきてホッとする気持ちと、また、NZに行きたい、友達に会いたい、自分の英語力はまだまだだから、もっと学びたいそんな感じ!!Yちゃん(妹)が留学するときは自分もついて行く!」と言っていました。
また、「留学した小学校は今すぐにでも戻りたいくらい大好き。お母さんとYちゃん(妹)がいたらずっとNZに住みたいと思った。」とも言っていました。すべて自分で学ぶ姿勢を育てる教育の姿がAにはとても魅力的に感じたように思いました。

帰国後は少し日本語が出づらく、「今日雨降ってたから学校のプールに入らなかった?」と聞くと「ううん。」と答えが返ってきて「え?雨の中入ったの?」というちぐはぐな現象が続いています。NZに居た時は逆を答えて、周囲を驚かせていて、「日本語ではこういうから間違えました!これからも間違えることも多いと思います。」と言っていたようで、10週間で英語に慣れたのに、「日本語でまた、直さないと!」と言っていました。
また、面白かったのは、長いもとオクラのサラダを出した時に、「わ~、ねぎねぎサラダだ~!!」と喜んでいました!私とYは、一瞬理解するのに時間が止まりましたが、すぐに間違いを理解しました。「ねばねばサラダだよ~!!」と。ちょこちょこ言葉が出にくいようですが、同様のことがこの先英語で起こるのか~、と思いました。
10週間は長いようで終わってみれば短いような長さでした。Aも異文化体験としては10週間で満足できているけど、学校ではもっと学びたかったし、中学部も行ってみたかったと言っていました。
11歳という年齢で、10週間のホームステイ生活は我慢の連続か必要以上に関わらないということが多いかもしれないと思いましたが、Aはどちらでもなくステイ先でも学校でもたくさんの人と関わりを持ち、勉強面もわからないところをしっかりと学んで帰ってきていて、とても有意義な時間を過ごしたと思いました。

今回の経験がこれから何かチャレンジする時に比較の物差しの一つになると思います。
そして、ありがたいことに留学前よりも思いやりがあり、そして自立しながらも家族と助け合う姿が見られます。今回の留学でそれだけの経験をさせていただいたのだと思います。ありがとうございました。
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2部にわたってご紹介したお母さまのレポート、ボリュームたっぷりでAさんの充実した留学ぶりが伝わってきますね。次回はAさんご本人のレポート、 小学6年生 単身ニュージーランド留学レポート その3です。

インターン生 あかり
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Posted on: October 14th, 2024 by Yuko Okumura コメントはありません

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