今学期のテーマが「火」のYear1。前回は、火についての知識、そして火について知りたいことをクラスで確認しました。今回は、 「火が燃えるには何が必要か?」という子供たちの疑問を解消するための実験をしたようです。
「火が燃えるために必要なもの」として、マッチとライター、木や棒という答えが子供たちから上がったようです。まずは子供たちに自由に意見を言わせるのがNZらしいと感じます。そのうえで、ろうそくを3本用意し、火を燃やすために必要な3つの物を見つけるための実験をしました。
・一本目のろうそくは、上からカップをかぶる。
・二本目は、水を噴きかける。
・三本目は、ロウが溶けるまで待つ。
そうして火が消えるのを観察した後で、何が起こったかについて話し合います。観察結果は、というと、
・ろうそくから火が出るのを見た
・何も音は聞こえなかった
・ロウの燃えるにおいがした。
・炎から熱を感じた。
では、最初の質問「火が燃えるには何が必要か?」の答えは何だったのでしょうか。
この写真の通り、「火は酸素、熱と燃料が必要。この3つのうち一つでもかけると火は消える」ということを、子供たちは観察を通して学んだようです。
実験だけでなく、ペインティングもしました。消防士さん達が消火活動しているところの絵なのですが、子供たちの手形を使い、指が消防士さんの体になっています。
こちらは消防車。よーく見てみると、分かりますか?子供の足型が車体になっています。すごいアイディアです。
ところで、こちらの小学校に短期留学されたまゆちゃんのニュージーランドりゅう学記の中で、時間割が無いことに驚いたとありましたが、私も長女が入学した当初は驚き、一体どのような勉強をしているのかと不安でした。
高学年になると、国語、算数、理科などの科目が分けられており時間割もあるようですが、一年生は先生がその日ごとに授業の進め方を決めるようです。リーディング、算数、ライティングの3つを中心にして授業を行うのですが、その中で学期のテーマに沿った実験やペインティングなどを盛り込んでいき、そうすることで理科や美術などを学んでいるようです。今回の授業も、日本だったら理科で火の燃焼について学び、図画の授業で絵を描くと思うのですが、こちらでは臨機応変にいろいろな科目の要素を授業に組み込んでいます。科目分けや時間割が無くてもいろいろ学んでいるようで安心しました。
次回は、実際に火災がおきた時どうしたらよいか?という授業内容を紹介したいと思います。
(あやこ)
ブログランキングに参加しています。
下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!