前回ご紹介したHi-5はオーストラリアの教育番組でしたが、今回はニュージーランドの教育番組を紹介したいと思います。その名も”Tiki Tour”(ティキ ツアー)。おそらく日本語で紹介されるのは初めてではないかと思います。
お兄さんとお姉さんが愉快な仲間達とティキツアーのバスに乗ってゲームをしたり、本を読んだり、歌を歌って踊ったり、工作をしたりしながらニュージーランドのあちこちの街を旅をするという内容です。ニュージーランドには北島と南島の二つの島があり、ティキツアーバスは南島を北上しながら旅をしてフェリーで北島へと渡ります。公式サイトで動画が見られますが、現在アップされている動画の最新のものは、ニュージーランドの首都ウェリントンを訪れています。
ウェリントンは何回かに分けて取り上げられていますが、番組の途中で”Beehive”(ビーハイブ)の紹介をしています。beehive とは「蜂の巣」を意味しますが、ウェリントンの「ビーハイブ」というと、ニュージーランドの国会議事堂のことを指します。建物の形が蜂の巣に似ているということから皆から親しみを込めてこのように呼ばれているそうです。
蜂の巣、に見えなくもないかもしれませんね…。ウェリントンを扱っている回では、お兄さんとお姉さんがこの街の特徴を歌にして歌っています。どんな特徴があるかと言うと…
・ビジネスの街で人が多くみんなあわただしく歩いている。(日本に比べたら全然ですけどね…)
・風が強い(ウエリントンはいつも風が強く「風の街」と呼ばれています。
・丘が多く見晴らしが素晴らしい。
動画を見られた方なら気づかれたかもしれませんが、番組中にお兄さん、お姉さんが、”Kia Ora” (キア オラ)と英語ではない言葉を話しています。これはニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で「こんにちは」や「やあ」という意味です。 番組のタイトル ”Tiki”もマオリ語で、マオリの神話に出てくる「最初の人」という意味があるようです。番組の中ではマオリ語の単語も紹介しています。ニュージーランドではマオリ文化を大切にしており、幼稚園からマオリの文化に触れ、学校でも積極的にマオリ語を学びます。娘達はマオリ語で1から10まで数えることが出来ます。
「ティキツアー」は前回紹介した”Hi-5″のような華やかさはなく、お兄さん達のダンスや歌もプロフェッショナルとはいいがたいですが、いい意味、ほのぼのしていてニュージーランドらしくていいな、と思います。ニュージーランドの色々な街が見れるのもよく、娘達も「あそこに行って見たい~!」「あ、ここ行ったところだね」「ここはnana(おばあちゃん)が住んでいる所!」といいながら見ています。番組の最後には子供が出てきてその街を案内してくれます。旅行番組を見ているようで大人も子供と一緒に楽しめるのではないでしょうか。また、エレベーターの仕組みなど、お勉強になる内容も含まれています。時々、手話も使っていますよ。
「ティキツアー」ではウェリントンのほかにもNZ各地を紹介しているので、ご家族でNZ旅行を考えている方などはこちらで気になる場所の回をご覧になってはいかがでしょうか。
(あやこ)
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