ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

海の生き物についてお勉強―Thea Stiltonの「難破船」(前篇)

以前紹介したThea Stiltonシリーズ。Thea Sistersたちの冒険にワクワクしながらいろんなことが勉強できるものが多いですが、今回取り上げるのは“Thea Stilton and the Ghost of the Shipwreck” です。16世紀、貴重なダイヤモンドを乗せた船が遭難しました。その船と一緒に沈んだ幽霊がいまだにダイヤモンドを探しているという伝説があります。そんな話をしてくれたThea Sisersの生物学の教授が、ウミガメの産卵の観察に出かけたまま行方不明になってしまいました。幽霊に取りつかれて海に引きずり込まれた?!  Thea Sistersはおっかなびっくり、教授を探して海に潜っていきます。 IMG_0836 ウミガメの産卵についての解説が入っています。ウミガメは自分が生まれた浜に産卵のために戻ってくるということや、満潮時の海岸線よりも上で産卵のための穴を掘ることなどが書かれています。卵からは45~70日間後に子亀が出てきます。そして3~7日かけて地上に出たのち、夜になってから海まで這っていくそうです。

IMG_0842

クジラやエビなどほかの生物の説明もあります。クジラは音によってほかのクジラとコミュニケートしますが、ザトウクジラやシロナガスクジラは”singing”で有名だそうです。オスのクジラは発情期にだけ歌いますが、これが求愛行為の一部かどうかはまだわかっていないそうです。

また、水中ではコミュニケーションだけでなく方向を知るのにも音が重要だとのこと。シャチなどは数百メートル先にあるものの形や大きさ、スピードが分かるそうですが、どうやってわかるかというとシャチなどが発した音が水中を高速で伝わり、反射して戻ってくるという仕組みだそうですね。

 

IMG_0839

生物についてだけではありません。例えばこの本でダイヤモンドと一緒に沈んだのはガレオン船という設定ですが、ガレオン船の説明もされています。大きくて3本のマストがある戦艦で、15~16世紀に宝物やその他の荷物の運搬に使われたそうです。ほかには、モールス信号の説明も。「トン」と「ツー」という、短い信号と長い信号の組み合わせで文字や数字などを表す信号ですね。モールス信号の発明者はSamuel  Morseというひとで、1840年代に開発したそうです。SOSはモールス信号でトントントン、ツーツーツー、トントントンと表すそうです。SOSは”Save Our Ship”もしくは”Save Our Souls”の省略だって初めて知りました。

なぜモールス信号が出てくるのかは、本を読んでみてください。なんとか無事に教授を救出したThea Sistersですが、この本の後半では新たな事件に巻き込まれます。これについては次回ご紹介しますね。

***
ブログランキングに参加しています。 下のボタンをクリックしていただくとポイントが加算されます。応援クリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ

Posted on: December 8th, 2014 by Yuko Okumura コメントはありません

コメント

コメントはこちらまでお願いします