ニュージーランドで英語教育 ほうかごブログ

Year ゼロで始まったジョリーフォニックス

娘が小学校へ入学して2か月が過ぎ、無事ターム3(第三学期)が終わりました。今は2週間のお休み、スクールホリデーです。Year2の長男は宿題が全く出ませんでしたが、Year0の娘の先生からはホリデーのちょうど中間ごろに「休み中はキャタピラーワード(課題の単語)の復習と、読んだことのある本をもう一度読みましょう」と保護者に向けに一斉メールが送られてきました。
本は必ずしも新しい本に挑戦する必要はなく、今まで読んだ本を反復読みすることで、the, an など基礎となる語彙の定着と自信付けをさせることを目的とするそうです。正直遊んでばかりのホリデーだったのですが、後半は少し英語の復習の時間を設けようと思いました。

20171007_092654 (春うららのオークランドです。)

さて、娘の1ヶ月の宿題の記録の続きになりますが、今回はYear0の娘も学校で習っているジョリーフォニックスについて少し書きたいと思います。まずはフォニックスについて。こちらはほうかごEnglishのウエブページより抜粋です。

「フォニックス(Phonics)とは何か」
”日本の子どもたちが「あ・い・う・え・お」と50音から基礎を学ぶように、英語圏の子どもたちも最初は英語の音の基礎を学びます。その「音と文字の関係性」を学ぶために開発された方法の一つが、フォニックス(Phonics)です。フォニックスは英語圏の子供たちが読み書きの基礎を学ぶために、広く活用されている学習方法です。フォニックスで英語の綴りと発音の関係性を学ぶことによって、知らない単語でも推測して読めたり、音から推測して書けたりするようになります。” (全文はこちら。)

このフォニックスを歌やアクションを交えながら、子供たちの興味をかきたてるよう発展させたものがジョリーフォニックス。娘のジョリーフォニックスのレッスンは早々に始まったようで、すでに学校が始まった1週間後には、娘が知らず知らずのうちに家で口ずさみ始めました。メロディーに合わせて歌うので、一度覚えるとなかなか頭から離れません。お、始まったな~。と思いました。

Year 0の娘のクラスはうんと短めです。娘が習ったフォニックスの一例を挙げますと、

”Ants on the Apple, a, a, a!”

こんな感じです。これをアルファベット順に練習をしていきます。

一方Year 1の新学期から学校をスタートさせた息子が習っていたフォニックスは、メロディーにあわせもっと長めでした。

♪ a, a Ants on my arms
♪ a, a Ants on my arms,
♪ a, a Ants on my arms
♪ They are causing me alarm

学校が始まった新学期は特に、息子もよく家で口ずさんでいました。実際のフォニックスの様子は過去のほうかごEnglishのブログに動画がありますのでご覧ください。お姉ちゃんのダメ出しがとても可愛いです。

ニュージーランドの学校は教科書がないのですが、娘の宿題の様子を見ていると、先生が「ホールランゲージ」と「フォニックス」の両方をうまく取り入れているのが分かります。ホールランゲージは本全体を読みながら、(挿絵や写真を使いながらでも)絵本の全体の文脈に沿って単語を意味から理解していくという方法。それに対しフォニックスは、英単語という部分から発音を中心に文字を読めるようにする方法です。娘のカバンには常に宿題の本が4〜5冊。週末にはフォニックスと詩の朗読の宿題が出ています。この二つの方法は英語を学ぶ上でどちらもとても大切だと、日々子供たちと過ごすなかで感じることがあります。そのことについてはまた別の機会にお話しします。

ジョリーフォニックスは、英語を初めて学ぶお子さんがリーディングとライティングをすすめていくうえでとても効果的です。ほうかごEnglishでもORT(オックスフォードリーディングツリー)のリーディングレッスンや通常のコミュニケーションのレッスンの中で取り入れています。年齢や英語経験、習熟度によって、ジョリーフォニックスの取り入れ方は異なりますので、ご関心のある方は一度ご相談ください。

たか

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Posted on: October 15th, 2017 by Yuko Okumura コメントはありません

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